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健康な食環境の整備

はじめに

私たちは、普段から外食・中食(なかしょく)といった食環境を利用していますので、健康的な外食・中食を利用できればありがたいです。わが国の食環境の整備の現状について簡潔にまとめます。

外食・中食と食環境整備

「ファストフード店でハンバーガーとフライドポテトをテイクアウト」、「お昼ご飯はコンビニのおにぎり、サンドイッチや弁当」、「晩ご飯のおかずはスーパーマーケットのお惣菜」などなど、日常の食生活の風景です。近年、外食・中食の利用者が増えています。外食はレストランや食堂等で食事をすることです。一方、中食とは、家庭外で調理・加工された、日持ちのしない食品を購入し、持ち帰ってすぐに食べることができる食事のことです。私たちの食生活は普段からよく外食や中食を利用していることが多いです。消費者動向調査や国民健康・栄養調査の報告によると、外食を週 1 回以上利用する者の割合は、2013年調査では男性35.1%、女性21.3%でしたが、2018年調査では男性42.2%、女性32.8%に増加していました(図1)。また、中食を週 2 回以上利用する者の割合についても、2013年調査では男性30.2%、女性21.2%でしたが、2018年調査では男性40.6%、女性34.4%に増加していました(図2)。定期的に外食や中食を利用している者は、ほとんど利用していない者と比べて、主食・主菜・副菜を組み合わせたバランスのとれた食事の割合が有意に低いことや、食べ過ぎる食生活になっていることが報告されています。これらより、ヘルシーな外食・中食を利用できる食環境の整備が望まれます。健康日本21(第二次)では、「食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業及び飲食店の登録数の増加」を食環境整備の目標としてかかげています。この目標を達成するために、全国の自治体ではヘルシーメニューの提供に取り組む飲食店の登録制度を実施してきました。

図1.外食を週 1 回以上利用する者の割合
消費者動向調査,国民健康・栄養調査より

図2.中食を週 2 回以上利用する者の割合
消費者動向調査,国民健康・栄養調査より

健康な食事・食環境の認証制度

2018年に「健康な食事・食環境」認証基準制度がスタートしています。この制度は、外食・中食・事業所給食で、健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事であるスマートミールを継続的に、健康的な環境で提供する事業者を認証するものです。スマートミールの基準は、 1 )一食あたり、450~650 kcal 未満(通称「ちゃんと」)、または、650~850kcal(通称「しっかり」)であること、 2 )主食、主菜、副菜パターン、または、主食、副食(主菜、副菜)パターンを基本とすること、 3 )たんぱく質、脂質、炭水化物のバランス(PFCバランス)については、エネルギー産生栄養素バランスがたんぱく質13~20%E、脂質20~30%E、炭水化物50~65%E の範囲であること、 4 )野菜・きのこ・海藻・いもの重量が 140 g 以上であること、 5 )食塩相当量は「ちゃんと」3.0 g 未満、「しっかり」3.5g 未満であること、 6 )牛乳・乳製品、果物の活用を推奨すること、7)特定の保健用途に資することを目的とした食品や素材を使用しないことです。「健康な食事・食環境」コンソーシアムが食品メーカーや事業所等の審査と認証を行っています。認証にはスマートミールを含む7 つの必須項目に加え、オプション項目をクリアすることで、必須項目のみの一つ星店(☆)、必須項目+オプション 5 項目以上をクリアした星二つ点(☆☆)、 必須項目+オプション 10項目以上をクリアした星三つ点(☆☆☆)とランクアップさせることができます。この認証は健康食版ミシュランガイドを彷彿させます。2021年 8 月1日 時点、健康な食事・食環境の認証件数は、536事業者となっています。沖縄県内では、10事業者が認定されています(図3)。

図3.都道府県別の「健康な食事・食環境」認証店舗・事業者数
スマートミールより引用

さて、「健康な食事はあまり美味しくないのでは?」と懸念されるかもしれません。とことがそうでもないようです。スマートミールを食べた消費者を対象とした調査によると、「思っていたよりも味も量もしっかりあり、おなかいっぱいになる」という回答が報告されています。また、南風原町役場と丸大スーパーの連携事業では、スマートミール弁当(沖縄煮つけ弁当など)を開発・販売しています。この弁当は消費者から好評を博しいています。

まとめ

健康的な食事・食環境を整備することで,私たち消費者の食に関する意識が変容する可能性があります。健康な食事に興味や関心が低い人でも,スマートミールなどの健康な食品を食べたくなるようなメニューや食べて満足するメニューが簡単に楽しむことができる食環境整備が待ち遠しいですね。

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